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第5話 『 money 』

「お金は好きではない」
そうvol.3に書いた

使わなければ貯まる
人に使えば返ってくる
欲しがらなければ沸いてくる

本音なんだけどね
またまた頭の片隅のお目付け役がクレームをつける

 何 勘違いしてる 
 何 思い上がってる
 そりゃオマエは家族一人持てない片端者だ
 オマエにカネは要らんだろう
 でもな 世の中の人は
 愛するものを幸せにするために
 カネが欲しいんだ
 格好つけるんじゃない

そうだよな
そりゃ分かってるんだ


オイラ カネで苦労したことがない
最終的には段ボールで生活したっていいもんな
50円で生活してる人が30円しかなかったら苦労なんだ
20円で生活してる人が30円あったら常に10円余るんだ
それだけのことじゃないか

立って半畳 寝て一畳

財産って守りたくなるんだよなぁ
守る弱さ
欲しがらない強さ
地位も名誉も財産もな~んにもいらないって思ったら
こんなに強いものない
知らないうちに社長になっちまった
そのうち社長の座も追われるんだろうけど
それでもいいじゃないか


お目付け役は再び言う

 今からが正念場だぞ
 だってオマエ 守るもの作っちまった
 社員さん 社員さんの家族
 守りに入ったオマエがどうなるのか
 ゆっくり見させてもらう


オイラゆっくり笑う

オイラ以上にみんなを守れるやつを
じっくり探し 育てていくだけさ
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by maruto2005 | 2005-05-30 00:00

第4話 『 権力 』

心していることがある
「権力は必ず腐る」という事実だ
そしてそれは即ち
「権力は勘違いしやすい」という現実だ


オマエの指示だから聞くんじゃない 
社長の指示だから聞くんだ
オマエの名刺から 代表取締役 の文字が消えたら
誰も聞いてくれないんだよ
オマエは優秀でも人間的に出来た奴でもないんだよ


脳ミソの片隅にうるさく鎮座するお目付け役がいる
そいつがいつも呟く 「勘違いするなよ」
・・・うるさいよ わかってるよ



女性陣のボスがいる
ボスと言っても気のいいネエさんだが
いっつも叱られている
(社長を叱る社員もどうかと思うが・・・)

ふっと話をした
「オイラさぁ 記名投票だったら100%の信任を得れると思ってやってる
 でも無記名投票だったら・・・おそらくは50%の支持しかないだろうなって思う。」

ネエさんはオイラの目をまじまじと見つめ
「でもね社長 無記名で50%の支持をもらえる社長って スゴイと思わない?」
そして悪戯っ子の顔になって
「私は社長のこと好きだよ」
そう言って プイっと立ち去った


・・・勘違いしそうだ







※ 以前書いたBLOGだ 今日もネエさんに助けてもらったので夜話に移籍してみた
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by maruto2005 | 2005-05-19 23:56

第3話 『 生まれてきた意味 』

「生まれてきた意味」「生きていく意味」

そこにはちょっとした違いがある
哲学的な命題だし 切り口によっていかようにも意味づけできるけど
ひとつの視点として話をしてみようか

我々は一個の生命体である
「生まれてきた意味」それは・・・DNAの継承に他ならない

DNA・・・遺伝子と読んでもいいし記憶と読んでもいい
でも ここでは「想い」と読んでみたい
愛し合う男女が ふたつの想いを結合させ ひとつの想いに昇華していく
デジャブってあるだろ
自分の中には先祖の記憶が少しずつそっと組み込まれている

火を覚え 言葉を覚え 文字を覚え 紙を作り 鉄を作り
子孫は一からそれを創作せずともDNAによってベース化されていく
生命体は存続するために そのDNAを次の世代に残していく
あなたは生まれたくって生まれてきたわけじゃない
人間を遥かに超えたところにあるものが あなたをこの代のランナーに定めただけである


「生きていく意味」それは・・・幸福の追求である
我々が数十年の生を授かったのは 自らの幸せを追いなさいという神の思し召しである
だから・・・幸福になんなきゃなんない
そのために 泣いて笑って 学んで働く
ここに 自分の意思 が、存在する

DNAってね 親から子孫だけじゃないんだ
こうやって話している友人や先生や 小説や映画や音楽や
自分の代のDNAはそうやって他人との関わりの中で育まれていくんだ
幸せになりたい ってベクトルに向かってね


なんかエセ宗教者みたいだなぁ
社長辞めて宗教法人作ろうか 
税金かかんないし・・・

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※違うぞ 床屋じゃないぞ DNAのつもりだっ!
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by maruto2005 | 2005-05-17 00:00

第2話 『 16個の形容詞 』

路地を少し入ったビルの地下
落ち着いたバー 照明はほどよく仄暗い
やっと聞き取れるくらいのジャズ風のBGM
カクテルを振る初老のバーテンダー
そのカウンターの片隅に男と女はいる

「私ね 今 自分自身がよくわからないの」
誘いをかけるように女がつぶやく
男は少し目線を落としコースターを裏返す
スーツの内ポケットからペンを取りそれに添える
「縦に16コ形容詞を並べてごらん」
「えっ」
何が何か分からない 不安げに女はペンを取る

「16コ ? 形容詞?」
「そう悲しいとか嬉しいとか白いとか黒いとか い で終わるヤツさ」
「うん わかった」
7~8コくらいまではサラサラとペンをすべらせていたがペースが落ちる
「けっこう難しいものね」

数分後女は男の顔を見上げる
「できたわ さぁどういうことか教えて」
「まだまだ 今度は上から2つずつの言葉から連想する言葉を横に書いていって」
「まだやるの」
「そう 今度は名詞でもなんでもいいよ えーっと 美しいと寒いか 美しくて寒いものを書いてみてくれ」
8コの言葉が並んだ

「さぁ次だ 今度も同じようにその8コを上から二つずつ連想していってくれ」
「ひょっとして最後までやるんでしょう」
「そう 8コが4コ そして2コ 最後の1コになるまで書いてごらん」

女は長い髪を肩に寄せペンを走らせる このゲームを少し楽しんでるようだ

「最後の言葉が出たわ」
男はその文字を見ずにチェックを申し入れ 振り向きながら女に言った





「その言葉が今キミの中で一番気にかかっているものさ いやキミ自身かもしれない」
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※形容詞から連想を導く原型は「おしゃべり用心理ゲーム」(パキラハウス)であったと思う
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by maruto2005 | 2005-05-15 19:01

第1話 『 運命 』

最初に何から話そうか
だいぶ迷った

<夜話> だしなぁ

恋人との話 友達との話 家族との話 ・・・ それぞれに話すことは違う
どれかの色に染めたくもない
相手によって自分の存在の意味が違うように
内容だったり言葉だったり表現だったり口調だったり・・・ね 違ってくる

迷ったあげく 運命 にした
ゆっくり話を始めよう


         『 運命 』

運命というものを信じてはいない
そして運命というものを とっても信じている

何故 信じていないのか
それは自分の人生は常に自分の選択の上にしか存在しないということ
朝起きて いや起きようかもう少し寝ようか から始まって
何食べようか どんな服着ようか 何時の電車に乗ろうか
あの人と話そうか どんな話をしようか これ買おうか買うまいか
・・・すべて自分自身で選択している

いや こう言われたから こうせざるを得なかった 自分の選択ではない
そんなことがあっても
その指示に従おうか従うまいかの選択をしているに過ぎない

人間の幅って言うのは
ある事象に対してどれだけの選択肢が準備できるかっていうこと
人間の能力って言うのは
その選択肢の中から どれだけ速く正解を選択できるかっていうこと

だから自分の人生の責任者は 運命=神様 なんかじゃなくって自分自身なんだと思う



運命をとっても信じている
毎日毎日 天文学的な選択をしている (選択の機会×選択肢)
おそらくは現在世界中にあるコンピューターを集めたって
一人の人間の脳みそにかなわないと思う

それでも人間の英知の外にあるものもあるんだよなぁ

「幸運の女神は前髪しかない」って名言あったけど
こっちのほうが好きだな
「幸運の女神は会う準備が出来ている人にしか見えない」


どんなに大事故や大事件に巻き込まれようと
運命を楽しめるような デッカイ人間になりたいなぁ

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by maruto2005 | 2005-05-15 14:18

Prologue

ひとつひとつの話を大事にしていきたい

だから更新は遅くなるかもしれない

一日の終わりに ゆっくりとグラスを傾けながら

眠りにつく前のひと時 語らえればと思う

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by maruto2005 | 2005-05-15 03:19